秋の夜空を彩るオリオン座流星群。2021年は10月21日に出現のピークとなる極大を迎える。ピークの時間帯、流れ星が見える数や方角、全国各地の天気を調べてみた。

オリオン座流星群とは

 国立天文台によると、公転する地球が、ハレー彗星(すいせい)から出たちりが集まるところを通過する際、1センチ前後の岩石などが大気にぶつかって燃え流れ星となる。オリオン座付近の「放射点」と呼ばれる場所から流れ星が飛んでくるように見えるため名付けられた。放射点から遠いほど長い光跡を描くという。

写真を拡大 オリオン座流星群の放射点

ピークの日、時間帯は

 活動期間は10月2日から11月7日。例年10月21日前後に最も活発化(極大)し、最も観測しやすくなっている。今年は21日の深夜から22日未明が見ごろ。同天文台によると、極大時の1時間当たりの流星数は数個程度だ。ただ、2006年は突然活動が活発化し1時間に50個以上も観察できるというケースもあった。

流れ星が見える方角は

 オリオン座の中でふたご座との境界付近に放射点があり、夜が深まるほど放射点が高くなるため観察に適している。放射点から遠いほど長い光跡を描く。月明かりの影響を受けると流れ星を見づらいため、月から離れた空で見た方がいいだろう。

いつまで見られる?

 毎年10月19日から23日の間に見られる。ピークが緩やかな流星群であるため、22日以降も運があれば流れ星を見つけられるかもしれない。

全国各地の天気は(10月21~23日)
※気象庁20日午後9時発表
2021年10月21日の全国各地の天気予報(気象庁20日発表)※同庁HP引用

 21日は沖縄は前線の影響で断続的に雨や雷雨。九州南部も広く雨。九州北部と四国は雲の多い天気で所々で雨が降る。高気圧に覆われる中国と近畿、東海、関東甲信は日中は晴れ間が広がる。北陸と東北の日本海側は日中は雨の降る所が多い。東北の太平洋側は晴れや曇り。北海道は低気圧の影響で雨。

10月22日(金)

札幌 曇り一時雨

仙台 晴れ時々曇り

新潟 曇り

東京 曇り

名古屋 晴れ時々曇り

大阪 晴れ時々曇り

広島 曇り時々晴れ

高松 晴れ時々曇り

福岡 曇り時々晴れ

鹿児島 晴れ

那覇 曇り一時雨

10月23日(土)

札幌 曇り 

仙台 晴れ時々曇り

新潟 曇り一時雨

東京 晴れ時々曇り

名古屋 晴れ時々曇り

大阪 晴れ時々曇り

広島 晴れ時々曇り

高松 晴れ時々曇り

福岡 晴れ時々曇り

鹿児島 晴れ時々曇り

那覇 曇り