一年でもっとも心躍る春。
全日本女子バレーボールチームのメンバーが発表された。
まず、セッター。
今年埼玉上尾で活躍した岩崎こよみ選手が全日本復帰。フランスで活躍中の柴田真果選手、昨年も活躍した松井珠己選手、そして、昨年全日本のレギュラーとして活躍した関菜々巳選手とサウスポー長身セッターの籾井あき選手、そして東海大学からNECに入団した中川つかさ選手という顔ぶれとなった。
宮下遥選手は2012年以後、初めて全日本の選考から漏れた。
続いてアウトサイドヒッター。
埼玉上尾のエースとして活躍中の佐藤優花選手とJTマーヴェラスの至宝・田中瑞稀選手が2年連続で招集。
フランスで活躍中のエースの一角・井上愛里沙選手と、不動のエース・キャプテン古賀紗理那選手。
デンソー攻守の要として活躍した中元南選手、同じく日立のキャプテンとしてチームを引っ張った長内美和子選手、JT攻守の要にて最強のオールラウンダー・林琴奈選手、そして、大型パスヒッターの中川美柚選手。
今季日本人最高得点記録を樹立したエースの道を歩む石川真佑選手。シーズン終盤はミドルも経験したJT次期エースの西川有喜選手、大学バレーでも大活躍の佐藤淑乃選手と宮部愛芽世選手も選出。
若手からはトヨタ車体の新星・大川愛海選手とパンチ力抜群の岡山の次期エース・佐伯亜魅加選手、高校生という唯一の選出となった大友愛さんの娘さんとなる秋元美空選手、そして久々の代表復帰となった黄金のサウスポー・長岡望悠選手。
そして、日本人アウトサイドヒッター最高のアタック決定率を誇る和田由紀子選手がそれぞれ初選出。
ミドル陣では…。
スピードあるブロードでタップ選手不在の日立を支えた渡邊彩選手が全日本復帰。埼玉上尾の切り込み隊長こと青柳京古選手が待望の初選出。
昨年も主力として頑張ったブロード自慢の島村春世選手、ブロックに新境地を切り開く横田真未選選手、速いブロードが得意のテクニシャン・小川愛里奈選手、今年はミドルとして選出の宮部藍梨選手、日立のレギュラーとして活躍したサーブも得意の入澤まい選手、アメリカ・ウィスコンシン大学から参加の小林アンジェリーナ優姫選手、昨年の世界選手権での大活躍が記憶に新しい新世代のミドルエース・山田二千華選手。
そして、久光が誇るミドル三人衆のうち、サーブも得意な万能選手の平山詩嫣選手、そして殿は今季アタック決定率、ブロック決定本数堂々の二冠王・荒木彩花選手。
残念ながら濱松明日香選手は今季選考から漏れた。
最後はリベロ。
昨年全日本でブレイク、今季はサーブレシーブでも成長し不動のレギュラーを目指す小島満菜美選手、怪我から復帰したJTキャプテン・目黒優佳選手はサーブレシーブのスペシャリスト。昨年の世界選手権でも活躍した福留慧美選手、今季はリベロとして、後半はリリーフサーバー兼レシーバーとして大ブレイクの元気印・岩澤実育選手、KUROBEの新しい守護神・福本眸選手、そして最後は今季久光の新守護神として大ブレイク、サーブレシーブ新記録を更新したタイトルホルダー・西村弥菜美選手。
以上のメンバーとなった。
尚、内瀬戸真実選手は今季選考から漏れた。
これよりファイナル4に出場する選手を除く選手たちは4月以降、全日本の活動に参加する。
ワールドカップ/OQTという大仕事が待っている2023年、果たしてどんな活躍を見せてくれるのか、期待が高まる。
当面はパリの切符獲得目指して
頑張れ! ニッポン!!!
その最初のふるい落としが第一回〜第三回までの国内合宿となり、そこでネーションズリーグの参加メンバーが発表される見込み。
こうした年間活動を踏まえての40名のメンバー選考である。
それはつまり、アジア選手権やアジア競技大会も世界ランキングとの関係がある以上、無駄には出来ず、かといってAチームのスケジュールだけタイトにしても効率が悪いと判断したものと思われる。
以下は日本バレーボール教会から発表された全日本女子バレーボールチームの活動スケジュールである。
実際はどう活動が展開されていくのか、今後の経過を見守りたい。
・全日本Aチーム
(ネーションズリーグ/紅白戦/OQT・ワールドカップ)
4/3〜5/7
第一回国内合宿
5/9〜5/20
第二回国内合宿
5/22〜5/27
第三回国内合宿
5/30〜6/4
ネーションズリーグ第一次ラウンド
日本ラウンド
6/13〜6/18
ネーションズリーグ第二次ラウンド
ブラジルラウンド
6/27〜7/2
ネーションズリーグ第三次ラウンド
タイラウンド
7/12〜7/16
ネーションズリーグファイナルラウンド*
アメリカラウンド
*予選突破した時のみ。
7/10〜7/30
第4回国内合宿*
*ネーションズリーグ8予選敗退時のみ。
8/1〜8/4
第5回国内合宿
8/5〜8/6
紅白戦
8/13〜8/18
第6回国内合宿
8/19
第二回紅白戦
8/21〜9/13
第7回国内合宿
9/16〜9/24
OQT/ワールドカップ
AチームとBチームの組分けが本格的に進むのはネーションズリーグ後の8月を機にするものと見られる。
・全日本Bチーム
(アジア選手権〜アジア競技大会)
・アジア選手権チーム
7/19〜7/25
第一次国内合宿
8/14〜8/20
第ニ次国内合宿
8/27〜8/31
第三次国内合宿
9/3〜9/10
アジア選手権大会
・アジア競技大会チーム
7/19〜7/25
第一次国内合宿
9/20〜9/25
第ニ次国内合宿
9/20 〜10/7
アジア競技大会
第一次国内合宿はアジア選手権組とアジア競技大会組が合同でそこから人選が絞られるものと謂われる。また、Aチームとも合同となる可能性が高い。
アジア選手権の終了を待つ形でアジア競技大会の合宿が行われ、人選と調整が行われるものと見られる。
これまでは全日本が招集されても、Aチームを除く選手は招集のみで有効活用がなされていなかった。
が、今後はネーションズリーグやアジア選手権なども世界ランキングに関係することから無駄には出来なくなった。
そのためのBチーム有効活用である。
万が一、Aチームに負傷などの欠員が出来てもBチームが稼働状態にあると補充が円滑に進むし、育成もはかどる。
是非とも有効活用して貰いたい。
尚、TBSよりネーションズリーグの男女全戦中継がBS-TBSで放映されることが発表されました。
🏐 #バレーボール #ネーションズリーグ 🏆
— BS-TBSスポーツ (@sports_bstbs) March 27, 2023
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今年も
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恐らく海外大会はディレイ放映となりますが、日本ラウンドは地上波生中継して欲しかったですね。