マヤノトップガンVSナリタブライアン

今週は「阪神大賞典」こすられ過ぎて「今さら?」と言われるが1996年阪神大賞典は何度観ても鳥肌モノで最高のエンターテインメントショーだと思う。2年前3冠を制し有馬記念まで3馬身差で圧勝、年度代表馬になったナリタブライアンと前年菊花賞・有馬記念連勝し年度代表馬となったマヤノトップガンの年度代表馬対決、盛り上がらないハズがない!しかしナリタブライアンは前年阪神大賞典勝利後に右股関節炎を発症し最悪な状態で復帰も危ぶまれていた中での直接対決実現だったのでマヤノトップガンに1番人気を譲っていた。この名勝負には賛否両論があり当時、大川慶次郎「本来のナリタブライアンなら何馬身も引き離していた」や主戦だった南井も「あんなギリギリの競馬をする馬かな?本来ならもっと強い競馬で勝てたレース」などあったが万全で出走できないのが競馬でありあんな一団のスローペースなら両馬とも無理をせず勝つことは可能だったハズ。3コーナー、田原成貴が動き「ついてこれるのか?」武豊も「3冠馬をナメるな!」応えるという阿吽の呼吸があったから今でも名勝負と語り継がれるのではないか?テレビ観戦だったがファンの凄いどよめきはそれを証明している。